「転職に有利な資格とは【TOEIC、日商PC、中小企業診断士等】」では具体的な資格をあげてみました。
今回はちょっと視点を変えて資格と転職について考えていきましょう。
就職相談の中でよくある質問に「どんな資格を取ったら有利ですか?」というものがありますが。しかしこれはそもそも考え方が間違っていて、「就きたい仕事のために必要だから資格を取る」という考え方の方が正解だと思います。
何故なら資格さえあれば雇ってくれるなんて時代は終わっているからです。それにその程度の動機で取れる資格なら多くの人が既に持っていてアピール材料にならない可能性も高くなりますし、関連性の無い資格をたくさん持っていると「この人はいったい何がやりたいのだろう」というマイナス印象に繋がりかねません。
とはいえ何か資格・免許を持っておかないと不安だ、と言う人も数多くいるのも事実です。そんな場合には実際に求人情報でよく目にする資格・免許を取ることから考えてみるといいでしょう。
Word、Excelを使える人 MOS
例えば女性に人気の事務職なら「ワード、エクセルが使える人希望」なんてよく目にします。「どのレベルまで使えればいいの?」と悩むくらいならそれに関連する資格を取得してしまいましょう。履歴書に「MOS合格」と記載があれば基本操作以上のレベルは十分にあるなと認識してもらえます。
簿記の資格も事務職に就くなら必須みたいに言われますが、経理事務以外なら実際にはさほど必要ではありません。ただ意欲を伝える手段にはなります。「どうしても事務職に就きたいと思い、幅広く事務の業務を行えるようにパソコンと簿記の資格を取りました」などとすれば好印象に繋がるでしょう。
医療事務の資格について
ただし、同じ事務職でも医療事務の資格は要注意です。というのもこの仕事は経験が重要視される傾向が強いからです。宣伝に煽られて資格を取ったはいいけどまったく採用されない、なんて話もよく聞きますのでよく確認してから受講する方がいいでしょう。
男性におすすめの資格
一方、男性ならどんな資格がいいでしょうか。個人的にはフォークリフト免許が案外使えるのではないかと感じています。荷物の運搬に必要とされるケースが多いフォークリフトですが、運送関係以外でも工場勤務や倉庫内作業勤務でも活かせます。また営業でも商品の配達といった場面でも活かせるケースが出て来ます。
フォークリフト免許の利点は費用が安くて済むことです。3万円前後の費用で4日程度の講習を受ければ取得出来るため費用対効果も大きいと思いますのでお勧めの免許だと思います。
働きながら資格をとるためには?
TOEICや簿記、FP、中小企業診断士等、取得すればキャリアアップにつながりますが、働きながらだと勉強する時間がなかなかとれないサラリーマンの方は多いかと思います。
働きながら資格を取得するためには「頭のいい人は暗記ノートで覚える!」で紹介されている暗記法を取り入れることで、少ない勉強時間でも効率的に暗記をすることができ、試験突破の可能性が高まります。
どの資格試験も暗記が必要ですので、まずは暗記のテクニックを身につけてから挑むようにしてください。
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